日本人なら一度は訪れたい場所、伊勢神宮。
“お伊勢さん”という呼び名でも親しまれ、全国各地から多くの人が参拝に訪れます。
今回、伊勢神宮の 外宮と内宮を正式参拝し、御神楽も奉納する機会がありました。
料理という仕事に携わる身として、この地を訪れた意味や気づきはとても大きく、
あらためて「伊勢参り」とは何か、その価値を見つめ直す時間となりました。
伊勢参りとは?
「伊勢参り」とは、三重県伊勢市にある 伊勢神宮(正式名称:神宮) を参拝することを指します。
伊勢神宮は、以下の2つの主要な神宮から成り立っています。
- 外宮(げくう):豊受大神宮(とようけだいじんぐう)
⇒ 衣食住、産業の神様。食物・穀物の神「豊受大神(とようけのおおかみ)」を祀る - 内宮(ないくう):皇大神宮(こうたいじんぐう)
⇒ 日本人の総氏神とされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る
伊勢参りの基本的な順番は、外宮から内宮へ。
この順序は“衣食住を整えてから精神の中心へ向かう”という考えに基づいています。
「外宮から参るのが正式な作法」とも言われているほどです。
江戸時代には「一生に一度は伊勢参りを」と言われ、庶民の憧れでもありました。
当時はお伊勢参りのために人が集まりすぎて、“抜け参り(こっそり旅立つ)”が社会現象になったとも言われています。
正式参拝とは?
通常の参拝では、手水舎で手を清め、拝殿前で二礼二拍手一礼するのが一般的な流れです。
それに対して「正式参拝」は、神職に案内していただき、**御垣内(みかきうち)**というより奥のエリアで
神様の近くまで進んで拝礼する、より格式の高い参拝方法です。
正式参拝を希望する場合は、事前に申請が必要で、スーツや和装など正装が基本。
服装の乱れには非常に厳格で、特に神域内では帽子やサングラス、派手な服装、ジーンズ等は控えるべきとされています。
今回は正式参拝に加え、内宮では**御神楽(みかぐら)**の奉納も行いました。
これは神様に舞と音楽を奉納する儀式で、神職の方々による雅楽の演奏とともに、神聖な空間が広がります。
伊勢と「食」のつながり
伊勢神宮の外宮には「豊受大神(とようけのおおかみ)」という、
食物の神様が祀られています。
料理や飲食に関わる者にとっては、まさに神様のような存在です。
外宮では毎日、朝と夕の2回、神様に食事をお供えする「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」が続けられており、
神様にお供えするための「御饌(みけ)」は、地元の食材を中心に丁寧に用意されます。
このことからも分かるように、伊勢の神様は「食」という行為そのものを通じて、
自然の恵み・命・感謝の心と深く結びついているのです。
心を整える旅
参拝のあとは、外宮そばの老舗「勢乃國屋」で名物の 手こね寿司と伊勢うどんをいただきました。
やわらかいうどんに甘めのタレ、素朴な味が心にしみる一品です。
さらに内宮参拝の後は、おかげ横丁を少しだけ散策。
昔ながらの街並みと、旅人をもてなす賑やかな空気に、心も体もゆるやかにほどけていきました。
おわりに
伊勢神宮は、ただの観光地ではなく、自然や命と向き合う「祈りの場所」。
特に外宮を訪れることで、“食”という日々の営みに込められた尊さをあらためて感じました。
一つひとつの食材に宿る命。
それを丁寧に調理し、お客様に届けるという仕事の本質を、伊勢であらためて思い出させてもらいました。
料理を作る人にも、食べる人にも、ぜひ一度訪れてほしい場所です。
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心斎橋
極上鍋で作る活オマール海老のハーブ蒸し
貝と海老そして蟹 Shellfish, Shrimp & Crab
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📞【電話番号】06-6213-3881
🕐【営業時間】12:00~17:00(昼は1組限定)/17:00~(22:30最終入店)
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